さあ、練習だ!part1


<コーチの独り言・プレッシャー>


「毎週1回、2時間練習してるけど、この練習で本当に強くなるのか?」

「他の強豪チームは、どんな練習をしているのか?」

「昔、どんな練習をしてたっけ?」

「コーチなんて呼ばれてるけど、ちゃんと期待に応えてるか?」

と言う訳で、シンシアーズの練習メニューを見直し、もっともっと効果的で、
飽きのこない、おもしろい練習を考えたいと思います。

<練習の環境>
・ゆったりめにコートが2面とれます。


<初めは、キャプテンが練習の進行をします。コーチは気付いた点を指導。>

2001.10.22

(0)ランニング
(時間の目安:3分)
・練習の前は、体育館をランニングします。大体、3周を軽く走ります。

 

2001.10.22

(1)ストレッチ
(時間の目安: 10〜15分)
・練習の始まりは、ストレッチからです。
 普段、あまり運動をしていない人たちの集まりですから、念入りに、
 上半身、下半身を伸ばし、運動できるように、体を目覚めさせます。

・シンシアーズでは、副キャプテンの川島さんが中心になって、ストレッチをします。

<全員集合して、キャプテンからの連絡事項などのミーティング>

2001.10.29改訂

(2)パス
(時間の目安:6分)
・ここからボールを触ります。2人1組(もしくは3人1組)でコートを横に使います。

・本当は、これにもっと時間をかけたいのですが、後の練習もあるので、少し短めです。

@)片手キャッチボール
   ・なるべく大きな動作で、ゆっくり肩をまわす感じで。

A)両手キャッチボール
   ・こちらも大きな動作で、背筋とひざを使ってゆっくり投げます。

B)ミート
   ・きちんと手に当てて、良い音を出します。

C)オーバーパス
   ・ボールを受ける場所が大事。腕の力でボールを飛ばさずに、ひざを中心とした
    体のばねで、ボールを送ります。

 C+1)オーバーパスの応用練習・・・2001.10.29
    ・相手から受けたボールを、一回、自分の頭上にトスを上げる。この時、ひざを曲げ、
     姿勢を低くして、それをもう一度、オーバーパスで相手に返します。
     ボールの下に入る癖をつける。
   (もう一工夫)・30回連続パスなどの目標を決めて練習する。


D)アンダーパス
   ・ボールの中心に体を移動させ、いつも体の真正面でボールを受けるようにします。
    これも、腕を振ってボールを飛ばすのではなく、ひざを中心とした体のばねで
    ボールを送ります。手首より少し上くらいで、ボールを受けます。

 D+1)アンダーパスの応用練習・・・2001.10.29
    ・相手から受けたボールを、一回、自分の真上に上げる。それをもう一度、
     アンダーパスで相手に返します。ボールの勢いを殺したり、きちんと手に当てる、
     ボールの下に入る癖をつける。



E)対人レシーブ
   ・ミートとレシーブ両方の練習です。ミートしやすいボールをあげ、受けやすいボールを
    打ちます。後できちんとレシーブの練習はするので、ここでは、ボールに慣れる、
    感覚を思い出す程度の厳しさでよいと思います。

 

2001.10.22

(3)サーブ
(時間の目安:3分)
・サーブポジションに入り、各自でサーブを打ちます。

・アンダーハンドの場合は、ボールに当てる手の位置に注意します。
・サイドハンドの場合は、トスするボールがいつも同じ位置にあがるようにします。
・オーバーハンドの場合は、如何にボールに変化をつけるかを考えます。

<ここからは、コーチが中心になって、練習の進行、指導をします。>

2001.10.31追加

(4−1)対人レシーブの応用
(時間の目安:1人5本)
アタック フェイント

アタック
レシーブ

フェイント
レシーブ
カバー サーブカット トスアップ
× × ×


@アタッカーが自分でトスを上げ、
  レシーバーにアタックする。
Aレシーバーが受け、セッターへ。
Bセッターは、ボールをアタッカー 
  に渡す。
C各個人がセッターにきちんと
  返った数をカウントし、抜けて、
  ボール係と交替。
Dできない人は、ずーっとレシーブを
  続ける。

応用)
・セッターがトスを上げる。
・アタッカーはフェイントもする。
・レシーバーを左右前後に動かす。

<狙い>
・基本的なレシーブ力の強化。
(・アタッカーの正確なミート練習)

<ポイント>
・レシーバーは、きちんと腰を低くかまえる。
・打てる人がいれば、コートの両面を使って効率を上げる。

 

2002.10.5追加

(基礎編)丁寧なパス
(時間の目安:1人5往復)
アタック フェイント

アタック
レシーブ

フェイント
レシーブ
カバー サーブカット トスアップ
× ×


@サイドラインの外に2人づつ位で
 並ぶ。
Aボールを頭上に上げ、オーバー
 パスを自分でしながら、反対側の
 サイドラインまで移動。
Bサイドラインまで来たら、次の人に
 ボールをパス。
C片道、4回から6回位の感じ。

応用)
・アンダーハンドパス

<狙い>
・オーバーとアンダーの基礎練習。

<ポイント>
・オーバー:ボールの下に低く入る。
       乱れたらパスを高くして、体制を整える。
       反対側のサイドラインにいる人が、1・2・3・・・と声を掛ける。
・アンダー:ボールを手に当てる時は、動かない、静止する。体の正面で。

 

2001.10.22

(4)スリーマンレシーブ
(時間の目安:1ローテ2分→1組6分)
アタック フェイント

アタック
レシーブ

フェイント
レシーブ
カバー サーブカット トスアップ
×

@ボール係が、コートにチャンボ。
Aレシーバーが受け、セッターへ。
Bセッターは、トスアップ。
Cアタッカーは、状況を見て、
         アタック、フェイント。

Dレシーバー3人でローテーション。
 前の3人は固定。

<狙い>
・基本的なレシーブ力の強化。
(・アタッカーの正確なミート練習)

<ポイント>
・トスアップからアタックに対応したレシーバーの動き。後ろから前へ。
・セッター、アタッカーのフェイント攻撃の動きを見極める。
・各人の技量に差があるので、若手主体とそれ以外とに分けてやります。

 

2001.10.22

(5)サーブカット・・・1人用
(時間の目安:1人5本)
アタック フェイント

アタック
レシーブ

フェイント
レシーブ
カバー サーブカット トスアップ
× × × × ×

@ボール係(サーバー)が、サーブを
  打つ。
Aレシーバーが受け、セッターへ。

<狙い>
・基本的なサーブカットの強化。
(・サーブの練習も)

<ポイント>
・サーブカットする時は、必ず声をかける。声無しは、カウントしない。
・足を動かして、体の正面で受ける。

 

2001.10.30追加

(5+1)サーブカット・・・1人用を数人で!
(時間の目安:1人5本)
アタック フェイント

アタック
レシーブ

フェイント
レシーブ
カバー サーブカット トスアップ
× × × × ×


@ボール係(サーバー)が、サーブを
  打つ。
Aレシーバーが受け、セッターへ。
B後ろに回って、次のレシーバーが
  前に来る。
C各個人がセッターにきちんと
  返った数をカウントし、抜けて、
  サーバーと交替。
Dできない人は、ずーっとレシーブを
  続ける。

<狙い>
・基本的なサーブカットの強化。
(・サーブの練習も)
・数人でやり先抜け方式をとることにより、緊張感をあたえる。

<ポイント>
・サーブカットする時は、必ず声を出す。声無しは、カウントしない。
・足を動かして、体の正面で受ける。

・慣れてきて、サーブも安定したら、コートを縦向きの2面使いとして、効率を上げる。
 (下図参照)

↑この方法は、現時点では無理がある。サーバーのレベルが低いので、まだ無理。
  コートを2面使って、やっておこう。

 

2001.10.22

(6)サーブカット・・・チーム用
(時間の目安:1ローテ3本→1チーム12本)
アタック フェイント

アタック
レシーブ

フェイント
レシーブ
カバー サーブカット トスアップ
× × × × ×

@ボール係(サーバー)が、サーブを
  打つ。
Aレシーバーが受け、セッターへ。

<狙い>
・基本的なサーブカットの強化。
・チーム内でのポジションを確認する。(特に試合前)
・アウトボールのジャッジ。
(・サーブの練習も)

<ポイント>
・サーブカットする時は、必ず声をかける。声無しは、カウントしない。
・足を動かして、体の正面で受ける。
・お見合いをさせない。お見合いした場合、誰のボールかを
 その場ではっきりさせる。



(次の練習)

 

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